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更新日時:2013年3月20日 10時00分

FUNKY MONKEY BABYSインタビュー/3人とBABYSの歴史が詰まった『ファンキーモンキーベイビーズLAST BEST』リリース【1】

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6月1日、2日の、東京ドーム公演をもって解散することを発表したFUNKY MONKEY BABYS。3月27日にはベストアルバム『ファンキーモンキーベイビーズLAST BEST』をリリースする。彼らを愛するすべてのBABYSたちへ、サヨナラではなく“ありがとう”の気持ちを込めて─。
INTERVIEW&TEXT:NAOKO TAKEICHI PHOTOGRAPH:SAIKO NISHIMURA

 2004年元旦に、ファンキー加藤(MC)、モン吉(MC)、DJケミカル(DJ)によって、地元八王子にて結成された、2MC1DJのユニットFUNKY MONKEY BABYS。地元八王子を拠点とし、インディーズシーンで活動していたが、2006年1月「そのまんま東へ」でメジャーデビュー。その後、徐々にその名を全国に知らしめ、2009年の3月4日にリリースされた3枚目のアルバム『ファンキーモンキーベイビーズ3』では、オリコンウィークリーチャート初登場1位にランクインし、同年の第60回NHK紅白歌合戦に出場し、名実ともに国民的グループへと大きく成長していった。
 ちょっぴりやんちゃで、ちょっぴり切ないけれど、真っ直ぐで前向きな歌詞は聴く人の心にっと寄り添い、聴いているだけで体が自然とリズムを刻み出すはっちゃけ曲と、聴き手の思い出の中にすぅーっと溶け込んでいく優しいメロディは、老若男女問わず多くの人々に愛された。それを証拠に、彼らのライヴには友達同士やカップルはもちろん、親子づれや、家族全員で来ている光景を目にするのだ。
 そんな彼らは先日、残念なことに、6月1日、2日の、東京ドーム公演『おまえ達との道FINAL~in 東京ドーム~』をもって解散することを発表した。現在は最後の全国ツアー中であるが、解散を惜しむ声、拒む声は鳴り止まない。

 彼らはその後、ラストシングル「ありがとう」をリリースし、ミュージックビデオでは、ジャケットを飾る明石家さんまが、BABYS(彼らのファンの名称)への想いを代弁している。学校を舞台に、卒業をテーマとするストーリーのミュージックビデオは、卒業生3人が地元の卒業校を訪れ、恩師に会いに行くというもの。思い出がいっぱいつまった教室や校庭という景色は、誰の胸にも宿る特別なもの。きっと3人は、その教室や校庭をライヴに重ね、同じ場所で汗を流し、ともに笑い、ともに泣いた友達や仲間を、BABYSに重ねたのだろう。
 もちろん。ラストシングル「ありがとう」は、3月27日にリリースされる『ファンキーモンキーベイビーズLAST BEST』にも収録される。
 今回の『ファンキーモンキーベイビーズLAST BEST』は、ファンBEST、メンバーBEST、シングルBESTが各13曲で構成された3枚組となるのだが、ファンBESTは、昨年の12月26日にリリースされた5枚目のアルバム『ファンキーモンキーベイビーズ5』のリリース企画にて、リクエストを各メディアで募ったものであると言う。
「メンバーBESTは、3人でチョイスして、そこにラストシングルでもある『ありがとう』を足しました。FUNKY MONKEY BABYSは、ファンの皆さんがいて、成り立つグループだと思っているので、ファンBESTを作りたかったんです」(加藤)
 そう。もはや、FUNKY MONKEY BABYSは、彼ら3人のものではないのである。また。メンバーBESTは、八王子市民50万人全員が知っているという八王子音頭「太陽おどり」から幕を開け、「八王子純愛物語」で締めくくられているのだが、やはりそこは、“八王子”にこだわった曲順だったのだろうか?
「そうですね。『太陽おどり』は本気の悪ふざけです(笑)。『八王子純愛物語』は観光大使として一人でも多くの人に八王子に来てほしいと願いを込めて作りました。八王子からスタートした3人なので、終わりも八王子が舞台になってる楽曲で…という気持ちで曲順を決めました。やっぱり地元はいつまでも特別です」(加藤)
 八王子から始まったFUNKY MONKEYBABYS。彼らにとって、最後の音源となるこのベストには、きっとその原点をしっかりと刻んでおきたかったのだろう。

 一方、ファンBESTの方に収録される「ナツミ」と「西日と影法師」は、メンバー内でも人気の曲。そうそう。カップリングや、アルバム曲の中に隠れた名曲があるのも、彼らFUNKY MONKEY BABYSの特徴であったと言える。しかし、カップリング曲であった「ナツミ」と「西日と影法師」が、BABYSたちに特別人気だったのはどういう理由なのだろう?
「そこは単純明快。ライヴでよく歌う楽曲だからだと思います。でも、こうしてカップリングの曲がランクインすることについては、めちゃくちゃ嬉しいです。BABYSならでは! という感じがしますね。『悲しみなんて笑い飛ばせ』はTV CMでも使用してもらいましたが、この曲もアルバム曲なんです。この曲を作った時は、ネガティブな言葉たちを全部論破してやる! という気持ちで一気に歌詞を書き上げました。この曲が人気なのも、ライヴでよくやる曲だからだと思います。タオルをブンブン振り回していたら、楽曲がドンドン光を増してきたように思えますね」(加藤)